山口県(やまぐちけん)は、本州(ほんしゅう)の西(にし)の端(はし)に あります。
三方(さんぽう)を 海(うみ)に かこまれていて、山(やま)が 多(おお)い県(けん)です。
日本海(にほんかい)に面(めん)した地域(ちいき)は、美(うつく)しい海岸(かいがん)が 続(つづ)いています。
漁業(ぎょぎょう)が さかんなところで、捕獲(ほかく)されたクジラを 供養(くよう)するお寺(てら)もあります。
瀬戸内海沿岸(せとないかいえんがん)には、石油化学(せきゆかがく)や 化学製品(かがくせいひん)の工場(こうじょう)が 多(おお)いです。
気候(きこう)が 温暖(おんだん)なので、農業(のうぎょう)もさかんです。
瀬戸内海(せとないかい)に うかぶ島々(しまじま)で つくられるみかんは とくに 有名(ゆうめい)です。
また、山口県(やまぐちけん)は 観光(かんこう)の県(けん)としても 知(し)られています。
県(けん)で 一番(いちばん)人口(じんこう)が 多(おお)い下関市(しものせきし)は、九州(きゅうしゅう)との境(さかい)にある町(まち)です。
朝鮮半島(ちょうせんはんとう)と 近(ちか)いので、古(ふる)くから 貿易港(ぼうえきこう)として 栄(さか)えました。
今(いま)も 韓国(かんこく)の釜山(ぷさん)と 定期船(ていきせん)が 通(かよ)っていて、人々(ひとびと)が 観光(かんこう)や 買い物(かいもの)に 行(い)ったり来(き)たりしています。
県(けん)の中央(ちゅうおう)にある山口市(やまぐちし)は、14世紀(せいき)ごろ 京都(きょうと)にならってつくられました。
都(みやこ)の戦乱(せんらん)を のがれてやってきた貴族(きぞく)たちが、街(まち)を さらに 都風(みやこふう)にしました。
それで、今(いま)も 西(にし)の京都(きょうと)と 呼(よ)ばれています。
当時(とうじ)のりっぱな寺院(じいん)や庭園(ていえん)、ザビエルによるキリスト教(きょう)の布教(ふきょう)を記念(きねん)した教会(きょうかい)があって、観光客(かんこうきゃく)を 集(あつ)めています。
ザビエル記念教会(きねんきょうかい)
山口市(やまぐちし)の北(きた)には、江戸時代(えどじだい)の城下町(じょうかまち)の街並(まちな)みを そのままのこした萩市(はぎし)があります。
南(みなみ)には 千年(せんねん)以上(いじょう)前(まえ)からつづくお寺(てら)や そのころの遺跡(いせき)を 大切(たいせつ)に保存(ほぞん)している防府市(ほうふし)など、見(み)どころがたくさんあります。
皆(みな)さんも「おいでませ、山口(やまぐち)へ」。
海(うみ)や 山(やま)の食(た)べ物(もの)もおいしいですよ。
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